DroidKaigi 2018を終えて
書くつもり無かったんだけどスタッフで書いている人結構多かったので自分もまとめますね
こまたつは2017からスタッフ参加で今回が2回目、ずっと受付マンです
去年のDroidKaigiきた人はわかるとおもうけどあれは大変でしたね...*1
今年は雪辱戦と勝手に思っていたので気合十分で挑んだんですが、全員受付が済んでいるという状態を作れて良かったです
受付スタッフだけでなく、協力してくれた参加者のみなさんのおかげでした
ありがとうございました
受付スタッフがなにをしていたか
最前線ですし、当日も目につく場所にいるのでその印象が強いんじゃないでしょうか
実際は09:20の開場からウェルカムトークが始まるまでの40分の間に最大1000人を収容するための計画を練るところから始まります
何も考えずシーケンシャルに処理すると、ひとりの受付に2.4秒しかかけることが出来ません
昨年同様に6並列展開をしてもひとり14.4秒です
この間に受付スタッフが行うべき作業は次です
- 来場を記録する
- 名札を渡す
- パンフレットの入った袋を渡す
- 参加者に必要な説明を行う
何となくわかると思いますが、普通に無理です
名札を二日間通しで使うのでなくさないでくださいね、みたいな話をしているだけで12秒程かかります
残り2.4秒で一体何が出来るというのか
さらに人間がこの作業を行うので、噛んでしまったり、疲れてパフォーマンスが落ちたりするわけです
計画を練る他にも、配布する物品についてグッズ担当やスポンサー担当のスタッフと連携が必要です
更にチケット販売の準備をしたり、マニュアル作成、設営計画、アフターパティでの受付計画など、やることは山積していました
どう課題を解決したか
詳しくまとめて本にでもしたいな、と思っているのでざっくりと説明すると
1. オフラインで高速に動作するセルフチェックインアプリを作成しました
このアプリによって、来場記録は爆速で終わるようになりました
安全に処理できるレベルまで受付スタッフを並列化できなかったので、
2. 名札を参加者自身で取ってもらう方式を取り入れました
これらの組み合わせによって、高速に人を流し込み、最大72並列で名札のお渡しが可能になりました
更に、ホール担当スタッフにも協力してもらい、
3. 予めパンフレットの入った袋を座席に並べてもらいました
参加者自身で名札を取ってもらう方式を採用するにあたって、間違えて名札を持っていかれるリスクが気になっていました
実際に間違って名札を持って行かれてしまい、自分の名札が入手できなかった参加者がちらほらと見えました
これに関しては運営側でももう少し出来ることがあったかなと悔やまれます
ですが、昨年と同じ形式でスレッド数を増やすのは人員的にも会場キャパシティ的にも難しかったので、今後もこの方法を洗練させるしかないと思っています
アプリに関してはだいぶやっつけ仕事だったので正直反省しているんですが、
私もモンをハンしたかったし、許してくれ という気持ちでいっぱいです
スタッフもにんげんだよ
利用時間短かったので当然ですが、100% Crash Freeでしたし、十分なパフォーマンスが出ていた様に思えました*2
インカメラに向かってQRコードを差し出しているかたがチラホラ居られて、想定と違ったのでびっくりしました
だってカメラに机が写ってるじゃないですか...*3
これらの計画立案にあたって今年は @nshiba310 が補佐に入ってくれて非常に助かりました
年明けてからバリバリ稼働してもらった @Kazuhiro23 と三人体制で司令部と言うか本部が稼働していました
モチベーションとか
確かgfxさんに誘われてスタッフになったんだったような気がする、面白いよって言われて実際面白かったです
普段お祭りはニンゲンが多くて疲れるのであんまり行かないんですが、なんとなく学園祭とかを彷彿とさせるかんじで準備段階から完全に楽しいです
あとは会社と家以外に自分の居場所が出来るというのが精神の安定に寄与していると思っていて
会社と家の往復だけを繰り返していると、仕事が楽しいとか辛いとか関係なく徐々に人間性が失われて行くんですが、DroidKaigiによって人間性を保つことが出来るので良かったです
個人的な感想
実は当日朝の準備が1時間前倒しでスタートしたにもかかわらず遅延していて、受付をあける直前に代表からもう諦めてと言われて割りとつよめのぐぬぬになっていました
自分の中で、去年の雪辱を晴らしたい!という気持ちと、参加者に迷惑をかけるなんてありえない!という気持ちがぶつかって何も言葉が出てこなかった
好きでやっている事なのでドライな判断が出来なくて
今になって冷静に考えるとぐぬぬしてる余地は無いんですが、まあ結果として上手く行ってよかったです
それから準備の途中で食事担当のヘルプに入ってもらった @Horie1024 と @sakuna63 がめちゃめちゃパフォーマンスを発揮してくれて、仕事できる人は他のことも要領よくやれるんだなって思いました(小並感
ありがとう
来年もやるのかまだ知らない*4ですけど、もう一段階よくできる実感が沸いたので来年もご期待下さい