調子悪いけどメンクリ行くほどでもないなと思っているそこのお前、この文章を読まないか?
メンタル患ってからメンクリ探すのキツいから元気なときにかかりつけメンクリを確保しておくのがオススメなんだけど、メンタル健康マンはメンクリ軽視しているからままならないよな
— メンタルをいい感じにし太郎 (@k0matatsu) January 31, 2022
これがすべてなんだけど、おまえたちメンクリnewbieのために大先輩のオレが詳しく教えてやろう
最初はnoteで売って一儲けしようと思ってたんだが、健康な人間が増えてほしいと思ったから
このホコリを被ったブログをひっぱりだしてきたっつーワケさ
メンクリ探すのキツいってどういうこと?オレは毎日コンビニ行ってるが(^ω^#)
- 基本的に完全予約制になっていて、急に行っても診てもらえない
- 予約しても診療が先になることが多い
- 偏見がはびこっているので予約したり、当日現地まで行く心理的ハードルが高い
- 通い始めてみたものの、医師やカウンセラーとの相性が悪い
などの問題が生じるわけだ
探して、予約して、通う、それぞれの段階でお前たちの心を折ってくるポイントが目白押し
このアトラクションをメンタルに矢を受けた状態でこなしていく必要がある
それじゃあひとつづつ見ていくとするか
基本は完全予約制
まあ最近そういう病院多いよな
もちろん急患受け入れをやってる病院もあるから、そういうのは7119を利用するとか各自治体の精神科救急情報センターを検索してくれ
病院を探す段階でお前たちが躓くのは
- 病院とクリニックの違い
- 精神科と心療内科の違い
だと思う
病院とクリニック
病院とクリニックの違いは病床数によって分けられる
クリニックの方が小さくて身近な「かかりつけ医」の性質を持っていて
より重症だったり精密な検査を要する人間を病院が受け持つような構造になっている
診療所とか医院とかって名前がついてるのもこの分類だとクリニックだ
はじめてのメンクリにはクリニックがオススメ
精神科と心療内科
厳密には違うんだかそこまで考えて選ばなくても大丈夫
もしも完全にジャンル違いだなとなったら医者が教えてくれるので安心してほしい
予約の電話で簡単なヒアリングをされる場合もあって、その時に「○○科の方が~」とか言ってくれる場合もあるぞ 「たらい回しにされた!ぴえん」と思いたくなる気持ちもわかるが、ハンバーガー屋で寿司を頼むのはリスキーだ
精神科と心療内科両方やっているところもあるので、心配ならそういうところがオススメ
予約しても診療が先になることが多い
これはもうどうにもならないんだよね
都心部では病んでいる人間に対する病院の数が少なすぎるし、いつダムが決壊するかなんて誰にも予想できない
だからこそ今にも死にそうになる前に病院に行くようにして深刻な状態を避けよう
「最近ちょっとだるさが抜けなくて、よく眠れないんだよね...」ぐらいの症状で病院に行っても医者には怒られません
儲かるからね
都心部だと純粋に駅から近かったり、渋谷池袋みたいな人が集まる駅の近くにあるクリニックは混みやすい
平日昼間だと予約が取りやすかったりするので、仕事の都合がつく場合はそれもいいだろう
長く通うことになるのでなかなか難しいかもしれないが、お前には休息が必要なんだ
田舎のメンクリはすきがちなんだけど、引越しはかなり大きなストレスを与える行動なので安易に引越すのはやめよう
後述する相性問題もあるので、自分の行動圏内にあるメンクリはすべて調べておくのがいいだろう
偏見がはびこっているので予約したり、当日現地まで行く心理的ハードルが高い
まあオレたちメンクラー(メンクリに通いし者)はそういう人間の愚かさに嫌気がさしているみたいなところあるよな(個人差があります)
それになによりオレら自身が「メンクリに通うなんて恥ずかしい」「頑張れなかったよ...」みたいな感じで偏見を持っちまってるよな
でもよく考えてほしい、親知らず抜く前もめっちゃナーバスになってなかった?
病院行く前にナーバスになるのは当然っちゃあ当然だよな
当日になって予約の変更をしたり、来なかったりするのはメンクリ界では実はよくあることなんだけど、
そういうことするとちょっと気まずくなって「やっぱり行くのやめようかな...」ってなるじゃん
でもめちゃくちゃやっても病院サイドは病気のせいだと思ってて「おめーこの前来なかったよなあ!?」って責められることはないから、言い訳考えなくても大丈夫だし行った方がいいよ
オレもがっつり寝坊して病院からの電話で起こされたことあるけど無事ならよかったみたいな雰囲気だった
通い始めてみたものの、医師やカウンセラーとの相性が悪い
それはね、ある
メンクリってほかの医者と比べて会話パートが長いから、音楽性の違いが出やすいんだよね
個人的な経験からフォーマットを分類してみたので参考程度に見てくれ
大きく分けると次のパターンがあると思う
- 医師とカウンセラーが2人で担当してくれる
- 基本的に医師がみてくれて、要所要所でカウンセラーが出てくる
医師&カウンセラーダブルシステム
インターネットなどで名前が売れているゆうメンタルクリニックとかはこのタイプ
基本的に「医師による診察」と「カウンセラーによるカウンセリング」がセットになっている
このタイプのメリットは
- 薬をどうするかについて話したりお願いしやすい
- 全体的にサクサク進むので時間がかからない
- 医師/カウンセラーだけ変えて貰える
というのがあると思うが、
- 医師とカウンセラーにそれぞれ何を話せばいいのかわかりにくい
- つらい経験を2回話す必要があってつらい
などのデメリットもあると思う
基本的に身体に出ている症状を医師に伝えて薬をもらい、その原因の解決をカウンセラーと行うスタイルなんだが
そんな説明は存在しないので利用者のリテラシーが問われる設計になっている
メンクリ中級~上級者向けだと思うが、サクッと症状を解決して仕事に復帰したいタイプにオススメ
医師がんばりプラン
小さめのクリニックに多いのがこのタイプで、 「医師が診察をして話を聞き、必要なときだけカウンセラーと接する」パターンだ
このタイプのメリットは
- つらい経験を話すのは(ほとんどの場合)1回でOK
- 医師にしっかり話を聞いてもらえる安心感がある
- 安い(理由は後述)
などがあると思うが、
- 医師はカウンセリングの専門家ではない
- 診察時間が伸びがちで、予約通りのスケジュールにならないことも
などのデメリットがある
このタイプは基本的に医師のがんばりによって運用されているため、自分が元気になってくるとこいつ大丈夫かな?と不安になりがち
診察して薬を出すのは医師にしかできないが、カウンセラーが行う心理療法も資格を取ろうとすると修士まで行く必要があるぐらい高等なテクニックだ
APIサーバーを半導体から作るってマ?!みたいなインパクトがあるね
なんども思い出したくないぐらい深い傷を負ってしまった人にはこちらのタイプがオススメ
フォーマットはいいんだけど、こいつと話したくないんだよな....
あるよね!
複数の医師やカウンセラーが所属している場合は受付の人に変えて貰えるか聞いてみよう!(次回予約時に前回と同じ人にしますか?と聞かれると思う)
医師がひとりしか居ない場合とか、全員オレとはあわないぜ!って場合は別の病院に行こう
別の病院を予約するときに「以前はほかのクリニックに通っていて...」という話をするといい感じに情報共有してくれるらしいぞ!
オレはやったことないけど臨床心理の教科書にはそうしろって書いてあった
結局3回病院を変えて2回目のところが良かったな~という感じなんだけど、その時の自分のコンディションによっても良い/悪いは変わってくるし
病院側は患者を診ることで金を稼いでいるので、その辺意識しておくと少し重しが外れるんじゃないか
で、どうさがす?
オイオイオイ、ここまで読み終えたってのか?大したもんだな
オレのオススメはGoogleMap、これだね
メンクリは長く通うことになりがちだから「普段の行動範囲内に収まっていてほしい」などの地理的な条件があるときに探しやすいGoogleMapが便利だ
写真や口コミとかも診れてなんとなく雰囲気わかるしね
ただインターネット上にある口コミ全般に言えることだが、「口コミを書く」という行為に熱量が必要なので「めっちゃよかったと感じている人」か「不満を感じている人」がほとんどで「なんか普通によかったな...」って思っている人は口コミを書かない
あくまで参考程度にしよう
いくつかあたりを付けたらホームページをみたり、クリニック名をぐぐったりして決めていくといいんだがここでひとつ注意点がある
カウンセリングは健康保険の適応外なので値段が決まっておらず、クリニックによって異なる
懐に不安がある人は様々な支援制度の条件や利用方法についても併せて調べておこう
国、自治体、所属している健康保険がオトクな情報を持っている可能性が高いぜ
それから「カウンセラー」は業務独占資格ではないためしっかりとした教育を受けてない人間が混ざっている可能性がある
「公認心理師」は名称独占資格なので「公認心理師によるカウンセリング」なら信頼度は増すだろう
さて、ここまで読み終わったお前たちはもう初心者を脱したメンクラー候補生と言ってもいい
そんなひよっこどもに最後のメッセージだ
今日を生き抜く気力もない状態で、調べたり予約したりできるかもう一度考えてみてくれ