退職
こまたつです。
この記事は 退職者アドベントカレンダー の20日目です。
退職、流行ってますね!!*1
お前誰という人が多いかもしれないので、簡単に経歴を書いておきます。
新卒で小さいSI -> DMM.com Lab -> Cookpad と今回で退職は3回目です。
2012年くらいからAndroidエンジニアで、その前はstrutsとかCOBOLとかPL/SQLとかエクセル・ホーガン氏やってました。
クッ社ではJenkinsおじさんをやったり、やめる前はサービス開発をもりもり頑張っていました。
なんでやめたの
クッ社はフレックス三食シャワー昼寝付きリモート可で強いエンジニアと研鑽できる、過去最高にいい環境だったのですが、次の理由があってやめることにしました。
ちょうど転職活動をしてた時期に、同じチームのエンジニアの退職が告知されたというのもあり、
「2回チーム再編するのも大変だし、ビッグウェーブに乗っておくか」という感じで退職を決めました。
在職中からDeployGateで業務委託のお仕事をさせてもらっていたこともあり、辞めるにあたって不安は一切無かったです。
クッ社一本だったらもうちょっと色々あったのかもしれませんが、副業のおかげで精神的負担が少なくてよかったです。
無職期間について
専門学校を出てからずっと働き詰めで、「正直しんどい」と思っていた*4のと、
プロの無職であるところのようてんさん(@youten_redo, 6日担当)が羨ましかったので2ヶ月ほど休むことにしました。
私の無職期間にやりたいリストはこんな感じでした。
働きながら資格取るのだるいと思っていたのでその辺に偏ってます。
車と自動二輪だけで3wかかるので全部は無理かも〜思っていたんですが、とりあえず車と自動二輪の免許とれて本当に良かったです。
新潟県に合宿免許で取りに行ったんですが、米が美味いし、そのへんの田んぼに白鳥がいてやばかったです。*5
残高が不安になってきたので二級小型船舶操縦士は辞め*6、あまりの寒さにオープンウォーターも辞め*7、うまい飯を食べすぎて太り、自動二輪車はまだ選んでいる途中なのでほとんど達成できてないのですが、体重の著しい増加以外はストレスフリーで健康的な生活を送っています。
無職生活で得た気付きも色々ありました。
- 働くとまとまった金が振り込まれるので、労働は最高
- 無職は意外と暇じゃない*8*9*10
- 平日昼間はだいたいどこ行ってもすいてて最高*11
- 美術館博物館は平日昼間も混んでいてつらい*12*13
- 金は使うと減る*14
などです。
根が奴隷なので無職期間のはずなのになんやかんやで労働してしまう。
労働は中毒性があって危険です。*15
今すぐ辞めたほうがいいんじゃないかな。
お金のはなし
無職生活するにあたってやっぱり金銭面が不安だったんですが、今のところなんとかなっています。
無職はローンが組めないし、新しいクレジットカードを作るのも難しいので、辞める前にやっておいた方が良いです。
クレジットカード複数枚持ってるしいらんかな〜と思ってたんですが、いっぱいあって困るもんでもないですし。
上場企業にお勤めの皆さんは辞める前に強いカードやマイルがたまる系のカードを作っておくのが良さそうです。
正直貯蓄は殆どなかった*16ので、クレカの全部まとめてリボにするみたいな豪快スイッチをオンにしました。
インターネットではリボ払いは悪みたいな論調を感じるんですが、個人的には利率に納得できてちゃんと返せるなら良いんじゃないのと思っています。
実際助かっているんですが、田舎ではクレジットカードはほとんど使えないのが本当につらい。
キャッシングするとATMから存在しないはずの現金が出てきてしゅごいの〜〜クセになっちゃう〜〜〜
これから
1月からMisocaで働きます。
松江にオフィスがあって実家から近いのと、リモート勤務の人が多くて知見がたまってそう、
採用プロセスがユニークで腹落ち感がある、自分が手にした能力を試すのに向いてそうだったのが決め手でした。
DeployGateはプロダクトだけじゃなくてメンバーもよくて、取り巻く人々も含めて大好きなので、
「フルタイムで雇ってくれ!」と懇願するのは当然最初に考えたんですけど、東京で消耗したくない気持ちが勝りました。
もうすぐ2018年だってのに、技術の最先端を行く我々エンジニアが一箇所に集まってるとか技術の敗北じゃないですか*17*18
これからは地方とか東京とか関係なく、場所に縛られない、一箇所に集まらなくても充実したエンジニア生活を送れるように、
配信とかをいい感じに使って勉強会やカンファレンスできないかな〜、そういう取り組みやりたいな〜 と思っています。
勉強会やカンファレンスって内容もさることながら、その場の空気感を共有できることが大事だと思っていて、それを技術をうまく使ってなんとかしたい。*19*20
協力してくれる人や組織があれば声をかけてくれると嬉しいです。
それではまた、
*1:9月〜10月頃に身近な人々が次々退職していて潮流を感じた
*2:道でネズミが死んでたり、裸足の酔っぱらいがいたりして治安がすこぶるわるい
*3:新しい横文字覚えたら使いたくなるのと同じノリ
*4:しんどくない?私はしんどい
*5:語彙〜
*6:3日で取れるんだが10万ぐらいかかる
*7:冬の寒さ舐めてたよね〜
*8:いっぱいゲームできると思ったんですけど、ゲームしてる時間は有職時と同じぐらいです
*9:じゃあ労働時間は何になったのかというと、DroidKaigiのスタッフ業をしたり、テクブ原稿かいたり、業務委託の仕事したりしてます
*10:有職時もこれらのタスクやってたので単純に余裕があるかんじです
*11:休日だと、あ〜〜〜!今日土曜日かよ!!みたいな気持ちになる
*12:休日よりはマシ
*13:働いてたらわざわざ休み取って行くほどじゃないかなって思った
*14:毎月補充されるから今までは残高あまり気にしなくてもなんだかんだで底をつくってことはなかった
*15:これだけはガチ
*16:引越し費用と免許代払ったら残高5桁になった
*17:これが一番言いたいことでした
*18:東京のみなさんは単一障害点を構築しているんですよ、恥ずかしくないんですか
*19:双方向のコミュニケーションがしたい
*20:ネタ画像で笑ったり、ライブコーディングでざわついたり、LT野次ったりする空気感を共有したい
インターステラー
私はインターステラーを見たことあるつもりだったんですよ
でも私のなかのインターステラーは本当のインターステラーじゃなくて、じゃああれは何だったのか
私がインターステラーだと思っていたあの映画の本当のタイトルは何なのか
タイムパラドックスなんてなかったのか
そんな風に色々考えさせられる映画だった
私が一番好きなのは冒頭のインド空軍のドローンを主人公とその家族が追いかけるシーンなんですが
まずインド軍というのが良くて、しかもドローンがプレデターなんですよ
プレデターが現用されているということから、我々の時代からそう遠くない未来というのがわかるじゃないですか
まだ現役運用されていることから、戦争してから装備を刷新する間もなく食糧危機が起きたというのもわかる
それがインド軍の兵装となると、中国じゃないんですよ
つまり戦争か食料危機によるものかはわからないけれど、名だたる大国は崩壊し、中国さえもその国力を失い、人口2位だったインドがしのぎを削っているんです
最高かよ
ありがとうございます
それからウラシマ効果モノでは定番のビデオレターも本当に良くて
息子が歳を取っていくシーンは目頭が熱くなる
娘はもう劇的成長すぎて実感わかないんだけど息子が本当にいい仕事した
見てすぐは劇中で主人公が、「彼ら」は「未来の我々」で自分を導いたみたいなこと言ってたけど、彼があの状態にならないと人類存続しなさそうだけどどういう事なんや と思ったりしたんですが
過去の自分に干渉してもタイムパラドックスがおきない、という世界観なので、更に高次元の自分によってあの状態がもたらされたとすると完全に腹落ちして
はい、わかったー! って気持ちになりました
わかったさんのインターステラーです
この年末のお供にぜひ、
亜人
見たよね
まず佐藤さん似せる気無いだろというキャスティングでまあそれはもういい 綾野剛が振り切れてなくて(或いは別の方向に振り切れてしまい)得も言われぬ演技で口を開くたびに乾いた笑いがこみあげる 君たちちゃんとプロジェクトキックオフミーティングとかした?してないでしょ
アクションシーンは抜群に良くて今までみた邦画の中でもぶっちぎり 特に下村泉が良くて小柄な体躯を活かしたスピード感のあるアクションが洋画やカンフー映画とは違い実に良い マジで良い
でもキミその髪型は一体どうしたんだ なんでなの?
SAT戦は踊るシリーズのあの人が出てきて完全にツボに入ってしまいもう最高 映るたびにニヤニヤしてしまう 銃の扱いとか結構頑張っている様に見えたけど何のアクセサリもついてないMP5下げてたりとか 漫画版に比べるとやはり見劣りするし、カット割りとかもっと頑張って スピード感に欠く一方で散弾銃の弾が切れてアッとなるシーンは早すぎて認識できないテンポ感
ビル戦では佐藤にやられる傭兵㌠が「お先」とか言いながら死んでいくのが最高なのにその辺はあっさりしてて平沢さんも普通に撃たれてそのまま死 あの展開にするには仕方ないのかもしれんが、それにしても薄味
妹が可愛かった
IBMの戦闘シーンは気合の入ったCGで最初は良かったんだけど段々単調に思えてくる デスノート以降の作品は実写とCGを混ぜるのうまくなってるなーという印象
1800円払って見るほどではないけど 1200円ぐらいだったら見たい 下村泉のアクションをスローでリプレイしてほしい そんな感じ
続: たのしくなるコードレビュー
を書いたんですけど、書ききれなかった事があるので補足します。
レビューを促す方法について
レビュー待ちがたまりがちになるじゃないですか。*1
ならないですか?
なるのでその対策として、任意の時間になるとレビューを促すリマインダをセットしていた時期があります。
でもこれは次のようなところが良くなくて辞めました。
- タイミングが悪いと集中が切れる
- いつもリマインドしてくるから段々意識が向かなくなる
今は、出社したらまずレビューをして、それから開発に入るようにしています。
こうすることで開発に入る前のウォーミングアップになるし、忘れたりスルーしてしまうことがないです。
レビューが必要そうなプルリクが出てない時は、メール処理などの適当なシャローワーク*2をしてから開発に入ります。
この方法が自分には合っていたため定着してきています。
静的解析ツールについて
これ
lintもかけずにコードレビューとな pic.twitter.com/SnOlTeMouz
— こまたつ (@k0matatsu) 2017年9月22日
Lintもかけずにコードレビューするのは自傷行為*3なのでやめよう。
デフォ設定ではだいたい使い物にならないと思うので、チューニングする必要がある。
このへんイニシャルコストがかかるけど、長い目でみると余裕でペイできるのでちゃんとやろう。
チューニングの方針について、既存のコードベースに導入する場合、一旦手元でかけるとめっちゃエラー/警告が出るはず。
全部直してクリーンな状態を作るのはすごくモチベーションがいるし現実的ではないので、対応しきれないものに関しては一旦黙らせておくのが良いと思います。
開発が一段落付いたタイミングとか、お盆とか年末とかでちょっとづつ対応していってという方法がおすすめです。
とにかくLintをかけるんだ。
余談
社内でテックライフアワードというのがあってブログがバズると好きな本をもらえるんですよ。
普段あんまりブログとか書かないので300ブクマ超えて有頂天になった私はこれアワードワンチャンあるなと思ったんですよ。
調べたら3位で500ブクマ超えててお前ら化物かよと思いました。
完全に負け惜しみなんですけど、ブクマがすべてじゃないし、「コードレビューするのつらいな」って思っている人の役に立ったらうれしいです。
ダンケルク
予告編見た感じで見る気はなかったんですけど
同僚が良いというので見てきました
撤退戦の華は殿でしょ!と思っているんですけど、イギリス視点なので殿を務めた仏軍はほとんど出てこないです
民間船舶の徴用のためにこんなに頑張りました!みたいな描写がなかったのも物足りなくて
いったいこの映画はいつカタルシスを与えてくれるのかと思っていたら重い気持ちのまま終わってしまい
努力賛美が染み付いてしまっているのが良くない
エンジン停止したスピットがメッサー落としたときは流石に盛り上がったんだけど「すげー!」と言うよりは「どんだけ〜〜〜」という気持ちだったので流石にあれはないんじゃないの
なんなの
わたし向けでは無かった
プロメテウス
http://www.foxmovies.jp/prometheus/
エイリアンの前日譚らしく、おなじみのスリラー展開でバッタバッタと登場人物が死んでいきます 流石にこれだけ長くやっているシリーズだと序盤数分で誰が最後まで生き残るかわかってしまうんだけどまあ予想通りの展開になる 登場人物の皆さんはまじで頭悪いので何が起きてもそんなバカなと思ってはいけない 思ってはいけない24時なのである
人間の始祖っぽい生命体がなんとも言えぬデザインでキモく、外骨格がなんとなく巨神兵っぽい もっとプレデターっぽかったら良かったのに...
シャーリーズ・セロンが出て来るんですけど、イーオン・フラックスの頃と全然変わってなくて こいつがロボットかよと思うんだが劇中でも指摘されていて笑う
エイリアン:コヴェナントを見る予定の人はあらかじめこれを見ておくと「あ〜〜〜〜〜〜」となるのでおすすめです
予習にどうぞ、
ジョン・ウィック:チャプター2
公式の予告編が悪ノリって感じがして楽しそう 1に比べるとグラップリングの比重が増えていて派手さはあまりないけれど見応えあるアクションになってた CARっぽいガンアクションもより洗練されていて練習頑張ったんだなあ
アレスがまた良くてなんで敵なんだ味方になってくれ頼むという気持ちでいっぱい ソムリエに武器選んで貰うシーンは良かったんだけどその前の描写との整合性が取れてない気がして腑に落ちてない まあ面白かったからいいけど
次回作も期待してます